橋本組の挑戦
2025-11-18 15:45:27

橋本組、国際プロジェクトと働き方改革の講演で示す未来志向の姿勢

橋本組、国際プロジェクトと働き方改革の講演で示す未来志向の姿勢



静岡県焼津市に本社を構える株式会社橋本組は、2025年11月7日に静岡市で開催された二つの講演会において、経営者である橋本真典CEOと、総務部門の橋本節子Executiveがそれぞれ独自の講演を行いました。両者が取り上げたテーマは、建設業の未来を方向づけるものであり、国際プロジェクトの挑戦と働き方改革に焦点を当てています。

国際建設の実績を基にした講演



橋本真典CEOは、大阪・関西万博の「ハンガリーパビリオン」の建設に関する講演を行いました。この講演では、国際契約の進め方やデジタルツールの活用について触れ、特にBIM(ビルディングインフォメーションモデリング)やAI翻訳ツールの導入がもたらす利点を強調しました。国際プロジェクトの現場での経験をもとに、日本の建設プロセスに潜む改善点を指摘し、「設計から施工までをデジタル化することで、業界が更に合理的になる可能性がある」と述べました。

彼の講演は、ただ単に技術的な知見を交えたものではなく、次世代へと受け継がれるべき人材育成の重要性についても言及しました。国際的なプロジェクトに関与することで、新しい技術や手法を学び、それを次の世代に伝えていくという展望を示しました。

働き方改革の現場からのアプローチ



一方で、橋本節子Executiveは、厚生労働省主催の「過労死等防止対策推進シンポジウム」において、「“できない”を“できる”に変える働き方」というテーマで講演しました。彼女は、総務部門が進めてきた取り組みとして、完全週休二日制や長時間労働の削減、さらには現場監督を支える技術支援部の設立について紹介しました。

「制度は形だけではなく、実際に現場にどのように浸透させていくかが重要です」と強調し、地道な働きかけが少しずつ現場の意識を変えていくことを訴えました。社員と協力会社が連携して進める“現場からの働き方改革”の重要性に焦点を当て、意識の変革が持続的な改善につながることを説きました。

技術と人材育成、二つの軸で進む橋本組



橋本組は、建設業が抱える二大課題である人手不足と長時間労働、さらには国際競争力の確立に対して、技術的な面と人材育成の双方から解決策を打ち出そうとしています。創業103年を迎える同社は、地域密着の地方ゼネコンでありながら、社会課題に積極的に向き合う企業としての存在感を示しています。

地域の居場所から国際的な挑戦へ



今後、橋本組は大阪・関西万博で培った国際的な施工管理のノウハウを活かし、国内においても現場のDX化や柔軟な働き方制度の推進をさらに進める考えです。「建設業が社会課題を解決する産業へ」というビジョンを掲げ、地域と世界を結びつける挑戦を続けています。

企業概要


  • - 代表取締役社長/CEO: 橋本 真典
  • - 所在地: 静岡県焼津市本町2丁目2番1号
  • - 創業: 大正11年12月
  • - 企業サイト: 橋本組公式サイト
  • - 連絡先: TEL.054-627-3276(代表) FAX. 054-628-8007


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