インドから来た希望の光、トラックドライバー6名の採用
2025年10月14日、日本の物流業界に新たな風を吹き込むべく、インドから若手トラックドライバーが採用されることが決定しました。これを支援したのは、インド・バンガロールに本社を置くNAVIS Human Resources Private Limited(以下、NAVIS HR)です。今回、セイノースタッフサービスに紹介されたのは、すべて20代の若者たちです。彼らは日本語の習得、運転技術、そして職業に対する意識を兼ね備えた即戦力となる人物です。
インド人ドライバーが選ばれる理由
なぜインドからのトラックドライバーが選ばれたのでしょうか?その理由は多岐にわたります。
1.
運転環境の類似性: インドと日本では共に右ハンドル・左側通行です。そのため、運転に関する感覚が近いのです。
2.
免許取得済み: インド国内で大型車両の免許(HMV)を既に取得しているため、即戦力となれます。
3.
高い規律意識: インドでは男性の約80%が飲酒をしないため、より安全な運転が期待されます。
4.
若い労働力: 平均年齢は28歳で、柔軟性があり、学ぶ意欲も高いです。
5.
日本語習得: わずか5ヶ月でN4レベルの日本語をマスターし、技能試験にも全員合格しています。
現地採用イベントの様子
オディシャ州で行われた現地採用イベントでは、セイノースタッフサービスがオンラインで日本とインドをつなぎ、同時面接が行われました。候補者たちは緊張感の中でも和やかな雰囲気を保ち、人生を変える大切な機会を得た瞬間でした。彼らは一句一句を心に刻みつつ、自分自身をアピールしました。
育成環境と支援体制
NAVIS HRは、インド東部・オディシャ州政府と協力覚書(MOU)を締結し、ドライバー育成を行っています。特に、州政府と名の知れた商用車メーカー「アショック・レイランド」が共同で設立した公認のトラック教習所が使われています。この教習所は、東京ドーム2.5個分の広さを持ち、年間12,000人以上のドライバーを育成しています。交通安全と技術教育において国内でも高い評価を得ている場所です。
NAVIS HRの担当者は、こうした環境で厳選された人材を日本語、日本文化、職場マナーを学ばせ、日本の現場に適応できるように徹底した準備を行っています。
採用企業の声
今回の採用に関して、セイノースタッフサービスの経営陣は、現地面接を通じて、日本語力や運転技術、礼儀正しさに高い評価を寄せています。「外国人ドライバーの導入は新たな挑戦ですが、インド人材の持つ可能性に期待を寄せています」と語ります。これは、物流業界の新たな道を切り開く先駆者としての挑戦でもあります。
セイノースタッフサービスについて
セイノースタッフサービス株式会社は、岐阜県大垣市に本社を構える物流業界に特化した人材サービス企業です。全国規模で物流人材の派遣や紹介を行い、特に外国人材の受け入れに積極的に取り組んでいます。今回のインドからの採用は、同社の人材戦略の一環と位置づけられています。
まとめ
インドからやってきた若いトラックドライバーたちは、未来の日本の物流業界に新たな風をもたらすてんびんとなるでしょう。彼らの挑戦が、インドと日本の架け橋となり、持続可能な人材供給モデルの構築へとつながることを期待しています。