クリルオイルの研究成果
2025-11-13 11:27:30

クリルオイルの新たな可能性を示す三生医薬の研究成果

クリルオイルの新たな可能性を示す三生医薬の研究成果



2025年9月、東京で開催された日本脂質栄養学会第34回大会において、静岡県富士市に本社を構える三生医薬株式会社が、クリルオイルに関する最新の研究成果を発表しました。今回はその中でも特に注目された2つの成果について詳しく解説します。

持続吸収を可能にする「クリルオイル×MCTマトリックス」



三生医薬は、クリルオイルとMCT(中鎖脂肪酸油)の独自の混合によって、持続的な吸収を実現する研究を進めています。この成果によって、両者が結びつくことで高次構造が形成され、脂溶性成分を包み込み、ゆるやかに放出される可能性が示されました。

動物実験の結果、従来の素材と比べて血中濃度の持続時間が長く、吸収がゆっくりと行われることが確認されました。このアプローチは、「成分量を増やす」のに対して「如何に効かせるか」に焦点を置き、製品設計の新たな視点となるでしょう。

この持続吸収設計は、特に高付加価値のサプリメント開発において、差別化のための有力な技術と言えます。難吸収性の成分においてもこのマトリックス技術が役立つ可能性があり、新たな効果が期待されています。

減量時に筋肉量を維持する可能性



英国のグラスゴー大学によるランダム化プラセボ対照試験では、クリルオイルを摂取した被験者が断続的断食を行いながらも、筋肉量や握力の低下を有意に抑制できたことが報告されました。これは、クリルオイルが脂質代謝を改善しながら、筋機能を維持することが示唆されており、特に「健康的に痩せる」というコンセプトにフィットする注目すべき成果です。
さらに、別の試験では6か月間の摂取により筋力の改善が見られ、スポーツニュートリションやボディメイクにおける応用が期待されています。

健康食品業界への影響



クリルオイルの新たな機能性が明らかになったことで、サプリメント業界における製品開発や差別化に寄与することが期待されています。ダイエット市場では、「筋肉を維持しながら脂肪を減らしたい」というニーズが高まる中、クリルオイルは次世代型の原料として位置づけられています。

クリルオイル研究会の役割



この研究成果は、クリルオイル研究会の活動の成果でもあり、早稲田大学との共同研究により進められています。研究会は、クリルオイルの機能や効果について深い知見をもたらすことを目的としており、今後も科学的根拠に基づいた健康価値の実装を目指しています。

今回の発表を受けて、三生医薬はクリルオイルに関する研究と製品開発をさらに加速させる方針を示しており、健康食品市場における存在感を増しています。一方、クリルオイルの機能性は依然として研究が進められているため、今後の動向にも注目です。

関係者の声



クリルオイル研究会の会長である矢澤一良氏は、「持続吸収設計や筋量維持効果は、クリルオイルの新たな可能性を引き出すものです。健康食品業界での価値創出に貢献したい」とコメントしています。三生医薬株式会社の常務取締役、又平芳春氏も、「市場での差別化と顧客への付加価値創出につながる知見です」と述べています。

お問い合わせ



クリルオイルに関心のある方や研究機関は、ぜひ三生医薬株式会社へご連絡ください。クリルオイル研究会も入会を受け付けており、共に研究を進めていくパートナーを探しています。さらに、クリルオイルの未来に期待が寄せられ、その可能性は今後ますます広がるでしょう。


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