新施策逆1on1
2025-07-15 09:45:25

若手社員が中堅・古参社員の経験を引き出す逆1on1の新施策

組織の進化を促す新施策「逆1on1」



株式会社コンピュータ技研が今夏発表した施策、「逆1on1」が注目を集めています。この新しいアプローチは、若手社員が中堅や古参社員の経験や意見を聞き出す場として設計されています。これにより、組織内部の対話力強化と世代間のコミュニケーション活性化を目指しています。

「逆1on1」の背景



この取り組みの背景には、同社が2019年から取り組んできた「オーナーシップ制度」があります。この制度では、社員が自分の給与と貢献度を申告し、会社との対話を通じて決定します。この過程の中で、「自己開示」が企業文化の根幹をなす価値観として掲げられています。

しかし、組織分析を通じて、以下の3つの課題が浮かび上がってきました。
1. 中堅・古参社員の自己開示の機会の不足
- 彼らが持つ豊富な経験や内面の想いを表現する機会が限られています。
2. 世代間コミュニケーションの希薄化
- 若手社員と中堅社員の対話が不足し、お互いの理解が進まない状況です。
3. 若手社員の対話スキルの強化が必要
- 将来のリーダーが求められるスキルとして、傾聴力や質問力を磨く必要があります。

これらの課題を同時に解決するために生まれたのが「逆1on1」です。

「逆1on1」の実施方法



「逆1on1」は、次のような特徴を持っています。
1. 3つの目的を同時に実現
- 中堅・古参社員が心理的に安全に自己開示できる場を提供し、世代間の相互理解を促進します。また、若手社員が対話を通じて成長する機会を設けます。
2. 心理的安全性を重視した実施環境
- 1回30分の短時間で行い、部署を超えたペアリングを実施します。

この新しい対話の場が、社員同士の交流を深め、意味のある経験を共有することで、組織文化の強化に寄与しています。

期待される効果



この施策導入により、組織レベルと個人レベルで以下のような効果が期待されています。
  • - 組織レベル
- 古参社員の自己開示を促進し、組織全体の心理的安全性を向上させます。世代を超えた価値観共有と相互理解を深め、対話を基盤にした組織文化の醸成が実現します。

  • - 個人レベル
- 中堅・古参社員は自己開示力が向上し、メンタリング力が強化されます。若手社員は傾聴力や質問力を習得し、多様な価値観への理解が進みます。

オーナーシップ制度との相乗効果



「逆1on1」は、オーナーシップ制度においても重要な役割を果たします。社員が自身の貢献を語る力を育むことで、自己理解が深まり、より適切な自己評価と成長目標の設定が可能となります。この施策は、同社の企業理念である「世界に『0』をONする会社」を体現するものであり、社員一人ひとりの潜在力を引き出す基盤となります。

会社情報



株式会社コンピュータ技研は大阪を中心に、横浜、佐賀、沖縄・石垣島、静岡県伊東にオフィスを構えています。ソフトウェア開発やインフラ環境構築など幅広く事業展開し、地域とのつながりを大切にしています。さらに、「オーナーシップ制度」を通して、社員自身が主体的にキャリア形成を支える仕組みを整えています。

このように、「逆1on1」は組織内のコミュニケーションを飛躍的に向上させる施策として今後の展開が楽しみです。


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